2012年
2012年3月 母子草編集後記(未来の保証)
2012年3月
毎月定期購読をしている雑誌が一つある。致知出版社の「致知」という雑誌である。毎月すべてに目を通すことは過去に一度もない。自慢することではないが、興味ある記事を読んでいる。その中で毎月必ず読むページが巻頭言と総リード(その号の訴えようとする道標)のページ。その総リードの中をいくつかピックアップして本にまとめられたものがある。「小さな人生論」という。そのシリーズも今年に入り5巻目が発刊された。
その5巻目を過日ダウンした際にベットの中で読み終えた。ここ数年は雑誌の専用ファイルを購入しすべて保存している。よって、本の中に書いてあることは保存雑誌の中にあるのでわざわざ購入する必要はないのであるが、なかなか保存ファイルを広げることはない。本はテーマ別にまとめられているので読みやすさがある。
さて、中身の話であるが、寝込んでいる自身が恥ずかしくなるほど先人先哲の言葉の数々が心に響いた。ここで人生論を述べるつもりはないが、一つの言葉を紹介します。「『私はドイツの母親、ドイツの婦人の家庭的な伝統の中に、我われの政治的未来に対する、我われの築くいかなる要塞(ようさい)にも増して、確固たる保証をみる』鉄の宰相といわれたドイツのビスマルクの言葉だそうだ。どんなに堅固(けんご)な要塞より、母親が家庭でどういう教育をしているかがドイツの未来を保証する、というのである。」
私もまさにその通りだと思う。日本の未来は、まさに「あなた」にかかっている。大丈夫「まかせておいて」と、胸を張っている皆さんが目に浮かぶ。
(園長)
(園長)