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つぶやき

2008年

2008年10月 母子草10月号より(誕生日の話II)

2008年10月

 ある年長の子の個人記録ノートに、私からの誕生カードが届き中に書いてあった「おうちのひとにありがとう」と感謝の言葉を送りましょうという旨の文面を読み、お父さんお母さんに「いつもありがとう」といってくれたそうです。メッセージを書いてよかったと思いました。ちなみに年少さんには違う文面になっています。また、多少の違いはありますのでご容赦ください。
 
 昨年の11月号に誕生日の話を人に聞いた話として書いたことがありますが。その元と思われるものに出会いました。人の上に立つ者の心得『貞観政要』に学ぶ 谷沢永一・渡部昇一共著(致知出版社) 唐朝の第二代皇帝 太宗(たいそう 598~649)の言葉です。
 
 「今日は私の誕生日である。世間では誕生日を喜び、楽しむべき日としている。しかし私の心では、かえって感傷の思いをするのである。自分は天下の君となり、四海の富をわがものとしているが、親の養育の恩に対してお側にいて孝養を尽くしたいと思っても今は亡く、永久にすることができない。昔、孔子の弟子の子路が親の死後、親のために米を背負って歩くことができなくなったことを恨んだのは、誠に理由のあることである。だから『詩経』には『悲しいことに、父母は私を生んで苦労した』と言っている。どうして本来は母が苦労した日であるのに、それを喜んで楽しむことができようか」
 
 年に一度の誕生日、お祝いする以外にも子どもの教育にはとてもいい機会かもしれませんね。          〈園長〉
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