2008年
2008年6月 母子草6月号より(青春度?)
2008年6月
相田一人(相田みつを美術館館長)と新井満(作家、作曲家、プロデユーサー)の対談記事(致知6月号)を読みました。新井氏は、「千の風になって」を訳し作曲した方です。その対談の中に一つのテーマ「青春」がありました。相田氏の父相田みつをさんは「一生感動 一生青春」という作品を旗印にして生き抜いたところがあったそうです。また、新井氏は芥川賞を受賞した際に、当時勤務していた電通の社長さんから「青春」の詩が印刷されたテレホンカードをいただいたそうです。「青春とは人生の或る時期をいうのではなく、心の様相をいうのである・・・」この詩は、サミュエル・ウルマンが書いた「YOUTH」の現代語訳だったそうです。
話は飛びますが、早速新井氏の著書「青春とは」自由訳(講談社)をネットで取寄せました。「千の風になって」の講演会後のサイン会でこの「青春」の詩に曲をつけてくれとたのまれたのがきっかけで文献を調べるうちに、サミュエル・ウルマンが残したオリジナルの詩と日本で有名になっているものとが違うことがわかり、自由訳として出版したそうです。もし興味があれば薄い本ですので読んでみてください。おすすめです。
対談の中で、青春とは「夢があること」「その実現のために情熱を燃やしていること」であり、決して年齢ではないのだ。自分がどの程度の青春の中にいるのか、その度合いを測ろうとするならば「夢×情熱=青春」という方程式が成り立つのではないかと語っていました。
4月号でも、小西行郎氏の「まず親自身が日々いきいきとした人生を送り、一人ひとりにできることを実践することが、子どものよい手本となるのではないでしょうか。」に触れましたが、青春と共通する部分があるように思います。
さて、皆さんの青春度は?(園長)