2009年
2009年12月 母子草編集後記より(ピースについて考える)
2009年12月
子どもたちが写真をするときにピースをする。職員もハイピースと言って子どもの笑顔を引き出す。ピースをすると笑顔になるんだと言った私の知人もいるが、この意味を知っている人がどれだけいるだろうか。作家の曽野綾子氏が月間Will2009年12月号でこのことを書いている。
このVサインは、文字通り「勝利」を意味するもので、チャーチルが第2次世界大戦中、戦意高揚のために勝利の頭文字Vを指で作って人々に示した。また、百年戦争のときにイングランドの弓兵がフランス軍を挑発するジェスチャーとして使ったという説もあるそうだ。一般にVサインは、全共闘などの学生運動をしていた若者たちがVサインを出して「ピース!」と叫ぶのがかっこよく見えて、子どもたちがまねしたのではないか、と言われているそうだ。このVサインには裏があり、掌を反対にして見せると、「くたばれ」という意味らしい。
日ごろ何気なくやっていることも、その意味を知らずにしていることも多いのではないか?何故やっているのか問うて見るのも必要なことだと思う。これは、園の中にも当てはまることもあると思う。「進化と継承」は永遠のテーマか。
ちなみに私もピースはしないようにしている。あまり格好いいものではないように思う。子どもが笑顔で写真に写るため何か「新たな秘策」を考えようか・・・。(園長)