2011年
2011年7月 母子草編集後記(それぞれの役割で)
2011年7月
「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと 「馬鹿」っていう。
「もう遊ばない」っていうと 「もう遊ばない」っていう。
そして、あとでさみしくなって、
「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、 いいえ、誰でも。
金子みすゞ
金子みすゞ記念館館長の矢崎節夫氏は、この詩を耳にした日本人は、被災された多くの人が味わった悲しみや思いに対して、こだまする自分でいられるか考えたのではないでしょうか。一人ひとりがこの震災がもたらした被害を、自分のこととして感じる一つのきっかけ与えたのが『こだまでしょうか』の詩だったと思います。と語られています。
まだまだ復興には時間がかかります。金子みすゞの詩に「みんなちがって、みんないい」と言う有名なフレーズがありますが、みんなそれぞれの役割で頑張ってきましょう。(園長)